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Le parfum floral

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2010年 07月 01日

薔薇色のデュフィの絵

アートディーラーとして働いて10年。
色々な作品に出会いましたが、ラウル・デュフィ(1844-1953)は今も変わらず大好きな画家の一人です。(ブログのアドレスにも使っちゃってます☆)

印象派の影響を受けたフォービズムの画家で、色彩の素晴らしさ、軽妙洒脱で、生き生きとした独自の線は、いつ見てもため息が出るくらい素敵❤

なかなかまとまって見られないのが玉にきずですが、次回パリに行ったときには、所蔵が多い、パリ市近代美術館でしっかり見てこようと思います。
この絵は「三十年 薔薇色の人生」1931年の作品で、私の大好きな絵画。たまにうっとり、眺めております。
薔薇色のデュフィの絵_f0226767_1784230.jpg

画面の左隅に1901とあり、作品の完成は1931年。
画家としてのスタートラインから、社会的に認められるまでの30年間が‘薔薇色の人生’という題名に込められているんですね。

これは彼が最晩年まで借りていたパリのアトリエの情景だそうです。
背景の花の絵柄は、彼自身がフランスの繊維会社のためにデザインした壁掛け布‘愛、祝祭とオルガン’で、壁紙も同社のためにデザインしたもの。
テキスタイルのデザインも、今見てもモダンなものばかり。

薔薇色の室内に、薔薇の花束。

これは、充実した画業30年間の自らに贈られた花束だったのでしょう。

はぁ~こんな風に人生を歩めたら・・・ホントに素敵です☆

by le_parfum_floral | 2010-07-01 17:14 | art


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